RESEARCH REPORT 調査レポート/ノウハウ

【SNS世代の広告疲れ、その実態とは】
74.6%が広告を出稿するブランドに対し「好感度が下がった」経験あり
その原因、「表現が過剰」「信憑性が薄い」などの声

好感度の低下により広告ブロックに至ることも

SNSを1日平均2時間以上触っているSNS世代(18歳~36歳)101名を対象に、SNS世代が苦手な広告に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

調査サマリー

SNS世代が苦手な広告に関する意識調査

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https://orizo.co.jp/contact6/

調査概要

調査概要:SNS世代が苦手な広告に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年7月10日〜同年7月14日
有効回答:SNSを1日平均2時間以上触っているSNS世代(18歳~36歳)101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社オリゾ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://orizo.co.jp/

1日にデジタル広告に接触する回数、平均「5回以上7回未満」が20.8%で最多

「Q1.あなたが、1日にデジタル広告に接触する回数の平均を教えてください。」(n=101)と質問したところ、「5回以上7回未満」が20.8%、「20回以上」が18.8%という回答となりました。

Q1.あなたが、1日にデジタル広告に接触する回数の平均を教えてください。

Q1.あなたが、1日にデジタル広告に接触する回数の平均を教えてください。

  • ・2回未満:7.9%
  • ・3回以上5回未満:5.9%
  • ・5回以上7回未満:20.8%
  • ・7回以上10回未満:10.9%
  • ・10回以上15回未満:9.9%
  • ・15回以上20回未満:8.9%
  • ・20回以上:18.8%
  • ・接触することがない:5.9%
  • ・わからない/答えられない:10.9%

デジタル広告に接触する媒体、「SNS」や「動画サイト」など

Q1で「接触することがない」以外を回答した方に、「Q2.あなたが、デジタル広告に接触する機会が多い媒体を教えてください。(複数回答)」(n=95)と質問したところ、「SNS(Instagramなど)」が70.5%、「動画サイト(YouTubeなど)」が70.5%、「アプリ」が50.5%という回答となりました。

Q2.あなたが、デジタル広告に接触する機会が多い媒体を教えてください。(複数回答)

Q2.あなたが、デジタル広告に接触する機会が多い媒体を教えてください。(複数回答)

  • ・SNS(Instagramなど):70.5%
  • ・動画サイト(YouTubeなど):70.5%
  • ・アプリ:50.5%
  • ・Webサイト(グルメ、天気、ニュースなど):31.6%
  • ・その他:0.0%
  • ・わからない/答えられない:5.3%

7割以上が「デジタル広告を出稿する企業・ブランドの好感度が下がったことがある」と回答

Q1で「接触することがない」以外を回答した方に、「Q3.あなたは、デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がったことがありますか。」(n=95)と質問したところ、「何度もある」が29.5%、「数回程度ある」が38.9%という回答となりました。

Q3.あなたは、デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がったことがありますか。

Q3.あなたは、デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がったことがありますか。

  • ・何度もある:29.5%
  • ・数回程度ある:38.9%
  • ・1度だけある:6.3%
  • ・全くない:13.7%
  • ・わからない/答えられない:11.6%

好感度が下がった理由、「表現が過剰だったから」や「表示頻度が多いから」など

Q3で「何度もある」「数回程度ある」「1度だけある」と回答した方に、「Q4.デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がった理由を教えてください。(複数回答)」(n=71)と質問したところ、「表現が過剰だったから」が46.5%、「表示頻度が多いから」が45.1%、「信頼性・信憑性が薄かったから」が36.6%という回答となりました。

Q4.デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がった理由を教えてください。(複数回答)

Q4.デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がった理由を教えてください。(複数回答)

  • ・表現が過剰だったから:46.5%
  • ・表示頻度が多いから:45.1%
  • ・信頼性・信憑性が薄かったから:36.6%
  • ・内容に共感できなかったから:36.6%
  • ・自社・サービスの宣伝色が強かったから:29.6%
  • ・広告のクオリティが低いから:18.3%
  • ・広告に必要以上にコストをかけ商品単価が上がっていると思うから:8.5%
  • ・その他:0.0%
  • ・わからない/答えられない:1.4%

「下品な表現」や「大げさな表現」などの理由も

Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、デジタル広告を出稿する企業・ブランドに対し、好感度が下がった理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=70)と質問したところ、「下品な表現」や「大げさな表現」など43の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • ・31歳:過剰な購買煽りや下品な表現があったりしたから。
  • ・31歳:汚い画像だったり鬱陶しいと感じるものが多すぎる。
  • ・30歳:ほぼほぼ有り得ないダイエットの広告で、過剰だと思った。
  • ・28歳:大げさな表現。
  • ・25歳:しつこい広告が多い。
  • ・32歳:YouTuberみたいな早口の解説で、うざいイメージがとても落ちる。
  • ・34歳:画面いっぱいに何度も広告がでたり、閉じるボタンが分かりにくくしてあったり、性的なものや暴力的なコンテンツの広告を、全く関係ない内容のサイトやアプリで表示するなどされると不快に思う。

好感度が下がったことでとった行動、「広告をブロックした」が43.7%で最多

Q3で「何度もある」「数回程度ある」「1度だけある」と回答した方に、「Q6.好感度が下がったことで、どのような行動をとりましたか。(複数回答)」(n=71)と質問したところ、「広告をブロックした」が43.7%、「ウェブサイトへの訪問を減らす」が35.2%、「ネガティブな内容の口コミをした」が31.0%という回答となりました。

Q6.好感度が下がったことで、どのような行動をとりましたか。(複数回答)

Q6.好感度が下がったことで、どのような行動をとりましたか。(複数回答)

  • ・広告をブロックした:43.7%
  • ・ウェブサイトへの訪問を減らす:35.2%
  • ・ネガティブな内容の口コミをした:31.0%
  • ・その企業の商品を購入しなくなった:29.6%
  • ・ソーシャルメディアでのフォローの解除:21.1%
  • ・メール通知の解除:5.6%
  • ・その他:2.8%
  • ・わからない/答えられない:4.2%

興味がなくスキップができないデジタル広告、約半数が「視聴しない」と回答

Q1で「接触することがない」以外を回答した方に、「Q7.あなたは、興味がなくスキップができないデジタル広告が表示されている間、その広告を視聴しますか。」(n=95)と質問したところ、「視聴する」が44.2%、「視聴しない」が47.4%という回答となりました。

Q7.あなたは、興味がなくスキップができないデジタル広告が表示されている間、その広告を視聴しますか。

Q7.あなたは、興味がなくスキップができないデジタル広告が表示されている間、その広告を視聴しますか。

  • ・視聴する:44.2%
  • ・視聴しない:47.4%
  • ・わからない/答えられない:8.4%

興味のない広告が表示されている間は「テレビを見る」や「ゲームする」などの行動に

Q7で「視聴しない」と回答した方に、「Q8.あなたは、興味のない広告が表示されている間、広告を視聴する代わりに何をしていますか。(自由回答)」(n=45)と質問したところ、「テレビを見る」や「ゲームする」など31の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • ・31歳:別の端末でSNSを見たりする。
  • ・21歳:違うアプリ。
  • ・26歳:テレビを見る。
  • ・28歳:ヘッドホンを外してゲームする。
  • ・30歳:見たくない物は手で隠して、何度も見たやつは画面から目を逸らしてる。
  • ・28歳:家事。
  • ・27歳:ゲーム。

まとめ

今回は、SNSを1日平均2時間以上触っているSNS世代(18歳~36歳)101名を対象に、SNS世代が苦手な広告に関する意識調査を実施しました。

まず、1日にデジタル広告に接触する回数について聞いたところ、約4割が1日に「10回以上」広告に触れていることが分かりました。また、7割以上が「デジタル広告を出稿する企業・ブランドの好感度が下がったことがある」と回答し、表現が過剰だったり、表示頻度が多い場合、その傾向が強く現れることが分かりました。さらに、好感度が下がったことでとった行動に関しては、「広告をブロックした」が43.7%で最多になっただけでなく、「ウェブサイトへの訪問を減らす」や「ネガティブな内容の口コミをした」などの回答も寄せられ、ビジネスとしても多大な悪影響が出ることが分かりました。

今回の調査では、SNSや動画配信を日常的に利用する中で、デジタル広告に接触する機会が多く、広告の印象が悪いと好感度が下がり、企業活動においてネガティブな行動に至るケースが少なくないことが分かりました。過剰な表現をせず、信憑性の高い情報を広告に載せることで、好印象が残る広告運用を目指す必要があると言えるのではないでしょうか。

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